最終更新日 2024年11月5日
建設会社は家や建物あるいは道路や橋の建設などを行います。
規模は家族で経営しているものから、何百人ものスタッフを抱えるものまでさまざまです。
規模の違いはありますが、建てる業を行うという目的は同じです。
まずは早起き!
では建設会社の一日とはどのようなものでしょうか。
現場は朝早くから始まりますから、早起きをしなければいけません。
大抵の場合午前八時過ぎには朝のミーティングが始まります。
朝のミーティングでは一日の工程の説明や連絡事項などの確認を行います。
実はこの時間は非常に大切で、単に連絡事項を伝えるだけでなく現場で働くスタッフの士気を高めることも一つの目的です。
同時にスタッフの健康管理についての確認も忘れてはなりません。
責任者は顔色や体調の悪そうなスタッフがいないかを確認します。
ほとんどの人は具合が多少悪くても、気を使って言い出せないことが多いからです。
ミーティングが終わったなら、各自が持ち場につきます。
現場は部門ごとに分かれているので、各部門に責任者が業務を監督し指示を与えます。
経験豊富な職人がいる場合は、それほど細かな指示を必要とはしません。
仕事の流れを見て、次に何をすればいいか判断できるからです。
建設会社には安全を確保する担当者がいる
現場の全体責任者はこまめに現場を見て、問題がないか工程通りに進んでいるかに気を配ります。
建設会社には安全を確保する担当者がいます。
スタッフが安全のうちに作業をしているかどうかを確認するためです。
たとえば高所での作業にはハーネスを付けることが義務付けられています。
しかし慣れてくるとハーネスや安全綱は作業の邪魔になって煩わしくなってくることがあります。
この慣れは非常に恐ろしく、安全意識を低めてしまい危険です。
慣れているから大丈夫、自分に限ってミスはしないと思い込んでしまうからです。
安全係は注意深く事故がおこらないように見守ります。
納期が迫っているとつい安全がおろそかになりがちです。
人命は何より大切ですし、事故が起これば信頼を失う事にもなりかねません。
基本的なものをきちんと装備しているかをチェックすることも仕事の一つです。
お昼には十分な休憩をとるようにします。
大きな現場になってくるとちゃんと休んでいない人もいて、だれもそのことに気が付かなことがあります。
※詳しくは信和建設元社長の前田裕幸に聞いてみました
休憩時にしっかりと休息を取り栄養補給する
休憩時にしっかりと休息を取り栄養補給することはとても大切です。
水分補給を忘れると熱中症になりかねません。
現場のシステムによってことなりますが、責任者は常に水分補給の体制と整えておくことが必要です。
水やキャンディーなどの糖分をすぐにとれるようにしておくなら、熱中症対策になります。
力仕事を担当している場合は、数分の仮眠をとることが午後のパフォーマンスを高める助けになります。
横に慣れる広いスペースがあると、スタッフが仮眠することができるでしょう。
午後はデスクワークがたくさんあります。
業者からの見積もりがたくさん来るので、それらに目を通して確認することが必要です。
メールの返信をすることも欠かせません。
加えて翌日の工事の段取りを組むこともします。
最後には必ず現場を見て状況を確認するようにします。
最近は多くの女性が建設会社で活躍している
このよう建設会社で働く一日はあっという間に過ぎていきます。
建物がだんだんと出来上がるのを見られるのは、興味深くてやりがいの多い仕事です。
チームの一員になって大きなプロジェクトを行う場合は特に面白いと感じるようです。
最近は多くの女性が建設会社で活躍しています。
設計や事務仕事だけでなく、現場で大きな重機を動かす光景も珍しくありません。
男社会と言われていた建設業界ですが、女性が活躍しているのはなぜでしょうか。
女性ならではの気配りや着眼点のおかげで、工程がスムーズに進むからです。
現場をキレイに保つことができますし、仕事が丁寧だという評判もあります。
加えて緊張しやすい現場を和ませる効果もあります。
建設会社で働くには特定の資格があると有利でしょうか。
例えば土木管理技士や建設技術管理士といった、建設に関連した資格があります。
資格があることで一層大きな責任を任されることもありますが、就職に絶対的に必要であるものではありません。
実務経験が必要な資格もあるので、働きながら得る資格もあります。
デスクワークを行うためには基本的なパソコン操作は必須でしょう。
最近はスマートフォンの普及により、パソコンを使わない若者が増えています。
以前ならネットワークに接続できるデバイスはパソコンのみだったので、パソコンを使うしかありませんでした。
まとめ
しかし現在はスマートフォン以外にもゲーム機などでもネットワークに接続できるので、パソコン初心者が増えています。
中にはスイッチの入れ方さえわからないという人もいます。
もちろんいつでも新しい事を学ぶことができるはずです。
説明書や無料動画サイトなどで、すぐに使い方を覚えることができるでしょう。
建設業界で働くことはやりがいが多く、学ぶこともたくさんあります。