最終更新日 2024年11月5日
最近では、単に預金通帳にお金を貯めておくのではなく、資産運用をしている人が増えてきました。
特に老後に対する漠然とした不安を抱える若者世代では資産運用は当たり前になってきており、FXであったり仮想通貨を使ってみたりと様々な投資活動は以前に比べると随分と活発になっています。
もちろん昔からある株や預金は変わらず安定して人気ですが、最近また少し違った目線で人気になっているのが、ゴールドです。
一般的にこの投資は比較的安定したものであると考えられていますが、基本的には投資である以上デメリットもあればメリットもあります。
そして、配当や利息がつかず、逆に保有コストがかかるので決して安定したものではありません。
1)ゴールド投資のメリット
まず、メリットから紹介していきましょう。
メリットとして考えられることは2つあり、株などに比べると極端な値下がりのリスクが少ないことと、5年以上保有した場合には売却益に対しての税優遇があることです。
株などは世界的な災害や感染症の発生、テロ、世界的な不況などによって大きくその価格が変動してしいまうため、値下がりし続けた時どのタイミングで株を売却するか等かなり知識を持って活動しなければいけません。
この判断は初心者にはかなり難しく、かなりの経験値が必要であることは確かです。
こういった株に比べると相対的に大きく値段を左右する世界的な要因が少ないということは一つのメリットでしょう。
そして税金に関してですが、金地金の売却益は課税対象となり、金の現物取引は総合課税方式となるため、給与所得同様の累進課税が適応されます。
しかし、5年以上保有した金の場合、譲渡益を2分の1に減額して計算することが認められていますので、長期的に保有することを考えているのであれば大きなメリットと考えられます。
しかし、確かにゴールドの価格が将来必ず値上がりするのであればとても有効な方法ではありますが、将来のゴールドの価値がどうなるかが分からないという点においては他と同様にリスクがあるということは否定できません。
2)ゴールド投資のデメリット
そして気になるデメリットについてですが、メリットに比べると多くのデメリットが考えられます。
考えられるものとしては、購入時には多額の資金を用意する必要がある、販売業者によって価格が異なる、売買スプレッドがある、配当や利息が付かない、為替相場の影響を受けることがある、盗難・紛失のリスクがある、リターンが少ない、といったことが挙げられます。
ゴールド、と言ってよく思い浮かべられる姿形は1本1キログラムのものが一般的で、相場は500万円程度であり、500万円用意するのは大変な人が殆どでしょう。
もちろん100グラムや500グラム単位でも購入することはできますが、加工費用が掛かってしまい効率が悪くなってしまいます。
また、ゴールドを手に入れる場合は国内の販売業者から購入する必要があり、有名な販売業者は数多くありますが、それぞれ手数料が異なりますので、同じ1キログラムを購入しても販売価格は異なります。
どの業者を選ぶかによってメリット・デメリットが出てくるので、予め下調べしておくことが大切となります。
また、盗難・紛失のリスクは誰もが思い浮かぶデメリットでしょう。
なお、酸化せず湿気にも強い一方で、金属の中では最も柔らかく比重が重いため、その取扱いには注意が必要です。
傷がついた場合は評価額が下がることもあり得るので、その扱いに困る人がいるのも事実でしょう。
3)「国境を超える通貨」「永久不滅の資産」
しかし、仮想通貨の登場や景気の不透明感が増している今、ふたたび脚光を浴び始めたているのも事実であり、大きなトレンドのなるようであれば前向きに検討したいという人も増えていくことでしょう。
確かに客観的に見れば、デメリットの方が多いのは事実ですが、実際に2000年以降に起きた様々な世界的な問題が起きた際に、世界的な金融緩和や世界経済の不透明感からゴールドの価格が値上がりしていったというのも事実です。
また、世界各国の中央銀行も実は金保有量を増加させつつあるという事実もあります。
そして何より他の通貨と違い、「国境を超える通貨」とも「永久不滅の資産」とも呼ばれることがあり、この先に決して保有していて損しかない、デメリットしか残らないということはありません。
4)ゴールドの販売業者について
もしこういったことに興味を持った人はまずは、各販売業者から情報を仕入れ、しっかりと自分で納得した上で投資してみてください。
最近ではインターネット等で色々な情報をすぐ手に入れることが出来ますが、本当の情報かどうかをしっかり見極める必要はあります。
まずは各販売業社から、そして次は世界的な状況を確認し、自分のこれからどうしていきたいかのビジョンを確立してから購入してみることをお勧めします。
こういったことに興味を持つことは社会の経済に興味を持つことにもつながりますので、一つのきっかけとして勉強してみるのも良いでしょう。
株式会社ゴールドリンクの採用・求人情報-engageより引用