最終更新日 2024年11月5日
ECサイトを作ったものの、中々売上アップせず悩んでいる方が多いかと思います。
私もその一人でした。
ECサイトにはアクセス解析を入れて様子を見ていたものの、そもそもECサイト自体にアクセスする人が少なく、せっかく作ったECサイトが見てもらえている気がしていませんでした。
そこでひとつひとつ手探りで試していったのですが、まず必要だと感じたのが基本的なSEO対策です。
どのサイトもそうですが、せっかく作ったサイトはそれだけでは人に見てもらえていません。
※参考→ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
アクセスされなければそのサイト自体の意味がなく、顧客に検索されたときにGoogleやYahoo!などの検索エンジンで引っかかってこなければサイトを見てもらえることはありません。
そこでまずは検索エンジンに出るように、HTMLタグの中に基本的なサイトに見合ったタイトルが入っているか、自社サイトとリンクが繋がっているかなど、基本的な部分がきちんと出来ていないと検索に上がって来ないことがわかりました。
ECサイトでは、リンク数が多ければ多いほど情報を持っているサイトだと判断され、検索上位にあがってきます。
無駄なリンクは必要ありませんが、必要なリンクはつなげておく必要があります。
そして、次に必要なのが顧客の立場に立ってどんなECサイトだと商品を購入してもらえるのか把握することです。
私の場合は「お米」を売るECサイトを作っていたのですが、顧客がお米を検索する時にどんなワードを使用しているのか調べる必要があります。
お米の場合は「ギフト お米」「おいしい お米」などの単語で検索されている事が多いです。
ただ、それだけでは漠然としており、他の大手のお米を販売しているサイトに負けてしまいます。
自分が売っている商品の強みは何かを考え、その中で検索されているワードが多いものを選ぶ必要があります。
私は岡山で無農薬でお米を作っているため、「無農薬 岡山 お米」というワードを選び、その単語を使用したリスティング広告を出しました。
リスティング広告というのは、Googleやyahoo!などで、で顧客があるキーワードで検索した時に、その検索結果に連動して表示される広告の事です。
この例でいうと、「無農薬 岡山 お米」で顧客が検索したときに、検索結果より上に自分のECサイトの広告が出るようになるものです。
この時に注意したいのが、選んだワードが顧客があまり検索していない単語だと広告が出る回数が少なく、クリックされることも少ないため、ワード選びが重要になってきます。
この広告はお金がかかるものですが、ワードごとにクリックされた数やアクセス解析があるため、どのワードがよく検索されているか、より多くクリックされたワードは何か、都度見ることが出来、その結果を踏まえてワードを変えることが出来ます。
「無農薬 岡山 お米」に関連するワードを数種類用意し広告を出すと、少しずつですがECサイトにアクセスが増えてきました。
そして、もうひとつ必要なのはドメインと、ECサイトのタイトルです。
ドメインは自社名でも構わないのですが、ECサイトの他に自社サイトを持っている場合は思い切ってECサイトのドメインとタイトルはわかりやすくすると売り上げが上がることがわかりました。
まだ自社ブランドが知名度がないうちは、サイトを自社名にしていても何を売っているサイトなのか顧客にはわかってもらえず、トップページまではアクセスしてもらえるものの、その後購入までは至りませんでした。
そこで、「岡山無農薬お米.com」という風に、そのまま何も説明しなくても何を売っているのかがすぐに分かると顧客もサイトに入ってから岡山県で無農薬のお米を販売しているんだなとわかり、岡山のお米をさがしている人に購入してもらうことができました。
そして一番大事なことは、やはりサイト内の商品説明です。
ECサイトそのものをよくしても、商品自体を魅力に見せられなければ売れることはありません。
ECサイトを作る身としてはやはり自分の商品に自信を持ってはいるのですが、それを魅力的に見せることの難しさがわかりました。
写真一つにとっても、写真の明るさの調節や、実際にお米を炊いたところの様子を載せないと、ただ米袋の写真を載せただけでは何も伝わらないということに気づき、照明などに隅々まで気を使い、写真を撮影しました。
こうして、SEO対策、リスティング広告、ドメイン、商品説明を魅力的にすることを実践し、少しずつですがECサイトのサクセスが伸び、最初より売上アップする事が出来ました。
このあたりは専門業者に外部委託する方法ももちろんあります→月10万円からのネットショップ運営代行
よっぽどブランド名が知られていない限り、ECサイトを作ってすぐには売上が伸びる可能性は低いので、何度も試行錯誤することが大切です。
根気強くECサイトと向き合い、自分の商品の魅力を再確認し、どうすれば顧客により商品をアピールできるかを考えることにより、徐々に成果が出てくると思います。